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No.201

元凶が何をのたまうか【コロイカ/R-18】

元凶が何をのたまうか【コロイカ/R-18】
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ベッドの上でからかうマルノミくんが見たいし陰で努力してるあの子が見たいとかそういう感じのあれそれ。あとマルノミウーパーとバイカーシェードじゃ口付けしづらそうだねってあれ。捏造しかない。口調も名前も分かりません助けてください。
名前判明次第タグ付けるし本文加筆修正するかもしれない。
ヒトの身体をめちゃくちゃにする子とヒトの自分に身体をめちゃくちゃにされる子の話。

 ぐじゅ。ぬぢゅ。インクタンクの中身をこねるような音が聞こえる。否、こねられているのは液体ではない、肉だ。暴かれた腹のうちがわはすっかりと指を迎え入れ、潤滑油の助けを借りて好き放題にいじくられていた。
 腹の中に這入った指が、かぎ爪を作るように動いて壁を引っ掻く。瞬間、ベッドに沈んだ己の身体が跳ねた。剥き出しの粘膜を擦られた痛みではない。別の何かが――きもちよさが粘膜から神経を伝って、脳味噌をピンク色に染めるように殴るのだ。
 イイことがバレてしまったのか、指の主は――マルノミはそこばかりを執拗に引っ掻く。ビクビクと不随意に跳ねる身体をもてあそぶようにナカを暴く。くすぐるように動いたと思えば、根元まで埋め込むように奥まで這入ってくる。努力の証である硬い胼胝が敏感な内壁を擦り上げて、莫大な快感を生み出し脳を殴る。食い縛るも、こらえきれなかった情けない音が唇の端から漏れ出た。もう聞かせまいと、口元に手の甲を押しつける。それでも聞こえる鼻を抜ける息は、聞きたくもないほど甘く切羽詰まったものだ。
「ほんま、やわこくなったなぁ」
 ぐぢぐぢとヒトの中身をいじくり回しながらマルノミは言う。熟れた果実に指を埋めたような音が彼の手元からひっきりなしにあがる。聞きたくもないが、耳を塞ぐ手段など無い。そもそも塞いだとて神経を駆け上がってくるきもちよさは消えないのだ。抵抗などできぬまま、法悦に流されていく。
「お、まえが、やった、ん、だろ……ッ、ぁ」
 反論は指によって止められた。角張ったそれが身体の奥深くをカリカリと引っ掻く。たったそれだけで、喉が言うことが聞かなくなるほどの快感が脳に叩き込まれた。アッ、ぁ、とみっともない声が己の口から漏れ出ていく。シーツを掴む手に、放り出した足に力がこもる。縋ったところで、きもちよさからはかけらも逃げることができない。襲い来るそれから逃げる手段など、今この場には存在しない。
 言葉の半分は本当で、半分は嘘だ。
 この身体は、秘めたるべき窄まりはマルノミによって解しに解された。切れたら大変やろ、と妙に常識的なことを言ってこね回してくるのだ。今だって、数えられないほど肌を重ねているというのに、指一本からじわじわとヒトの中身を暴いてくる。拷問の間違いではないかと考えるほど入念で丁寧に粘膜を柔らかくしていく。普通に生きていれば硬いままの孔は、すっかり綻んでしまった。
 しかし、この綻びは彼によるものだけではない。己も加担していた。何しろ、ものを受け入れることを想定していない器官に太い物体をぶちこむのだ。皮膚や肉が切れるに決まっている。こんな歳で尻に疾患を抱えてはたまったものではない。ならばどうすればいいか。己で解すのだ。ローションを買い、風呂の度に自ら指を埋めナカを暴く。情けなくてたまらない行動だったが、守るためには仕方が無かった。仕方が無い、と言い聞かせてきた。
「……ボクのせいか」
 そぉかぁ、とマルノミは笑う。笑声も、感嘆するような声も、それはそれは機嫌の良いものだった。鼻歌でも歌い出しそうな勢いだ。ヒトの尻をめちゃくちゃにするのが余程楽しいらしい。思わず伸ばしていた足を引き上げ、胸倉を蹴っ飛ばす。危ないやろ、とつま先を叩かれた。
 ず、と指が抜かれていく。は、と物欲しげな息が漏れる。伝わってしまったのか、安心しぃ、と穏やかな声が飛んできた。すかさず、縁に硬いものが当たる。反射で身を固くするより先に、二本の指がうちがわへと這入ってきた。
「っ、ぅ……、は、あ、アっ」
 くすぐるように二本の指が柔らかくされた粘膜を引っ掻く。ぐちぐちと卑猥な音をたてて内臓をこねくり回す。音が、動きが、身体を翻弄する。息を吸う口をはしたない声を漏らすだけの器官へと成り下がらせ、排泄する器官を快楽を享受する器官へと昇華させる。マルノミに、たった二本の指を動かすだけのマルノミに、全てを掌握されていた。
「こんだけ緩ぅなったら、えらいんやないの?」
 ナカの硬度を確かめるように指がぐっと腹の上側を押す。瞬間、頭の中に火花が散った。チャージャーに撃ち抜かれたような、ワイパーに直接斬られたような、ボムを踏んだかのような衝撃だ。ただし、伴うのは痛みではない。快楽だ。きもちいい、と身体が泣き叫ぶ。欲望に染まった頭がぐらぐらと揺れる。弱点を突かれ、爆発的な悦びが全てを支配していく。こんなものの前でできることなど何もない。ただただ、上擦った情けない声をあげるしかなかった。
 疑問を漏らす声はおぞましいほど純粋で、意地の悪い響きなど一つも無い。ただただ不思議に思ったのだろう。排泄器官は雄の象徴を受け入れられるような場所ではないということぐらい、彼も分かっている。受け入れられるほど解れているならば、と想像を巡らせるだろう。それが腹立たしくて仕方が無い。お前がやっておいて、お前のせいでこんな有様になってしまったというのに、何を他人事のように言っているのだ。
「そ、な、わけ……ないだろうが……!」
 責め立てようと開いた口は、否定の言葉を絞り出すのが精一杯だった。口を開くが、残りの言葉は全て嬌声へと変換されてしまう。ぐちぐちと内部を荒らす指によって喘ぎへと変えられてしまう。マルノミによって、己はただ艶めかしく動くだけの肉へと変わってしまった。
「まぁええわ」
 ずるりと音をたてて指がうちがわから去っていく。いくつもある硬い胼胝が柔らかな壁を引っ掻いていく。ヒ、と悲鳴めいた声が漏れ出る。情けない音だった。快楽に染まった音だった。期待に満ち満ちた音だった。だって、指がいなくなったら、次は。
 衣擦れの音がする。性急なそれが止み、間髪入れずにまた孔に何かが触れる。今度は段違いに熱く、大きく、硬いものだった。指よりもずっと太くて、指よりもずっときもちよくなれるもの。脳味噌は瞬時に理解し、声帯を震わせ高い音を奏でさせる。
 慎重に、指の時とは比べものにならないほど慎重に、剛直が身体に埋められていく。でっぷりとした頭が隘路を無理矢理広げていく。張り出たカリが綻びきった肉の道を引っ掻いていく。硬質な太い幹が身体のうちがわを満たしていく。肉茎がゆっくりと進んでいくだけだというのに、解され柔らかに潤んだ肉は法悦に泣き叫んだ。薄闇色のレンズの向こう側がぼやける。淫悦に浸りきった頭は、涙腺を刺激して視覚情報を阻害した。
 突如視界が晴れる。否、ぼやけたままだ。ただし、光の受容量が急激に増えた。目を守るサングラスを外されたのだ。潤んだ視界の中、黒いものが近づく。瞬きをしてぼやけを払うより先に、口に熱いものが触れた。
 口も、孔も、熱いものが蹂躙していく。卑猥な水音をたてて粘膜を蹂躙していく。塞がれたどちらも、きもちがいいと脳味噌に電気信号を流した。ふ、ゥ、と嬌声が漏れる。己のものなのか、マルノミのものなのかなどもう判断が付かなかった。
「こういう時ぐらい外しぃや。邪魔でかなわんわ」
 口の中を荒らす熱が去りゆく。代わりに呆れたような声が降ってきた。その響きはいつもより高く湿っている。興奮していることが丸分かりだ。晴れた視界の中、鋭い目が己を捉えるのが見える。ギラギラと炎燃ゆる瞳がこの身を捕らえる。
「ヒト、の、こと、いえないだろ」
 シーツから手を離し、真正面へと伸ばす。マルノミの象徴でもあるアタマギアを掴み、持ちうる限りの力で引っ張ってやる。艶めいたはしたない声を漏らすばかりの口をぐわりと開く。近づいてきた頭に、唇にめがけて、熱い吐息漏らすそれを押しつけた。
 熱と熱が邂逅を果たす。たったそれだけで、脳味噌が機能しなくなるほどきもちがよかった。
畳む

#腐向け#R18

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