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No.133

書き出しと終わりまとめ13【SDVX】

書き出しと終わりまとめ13【SDVX】
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あなたに書いて欲しい物語でだらだら書いていたものまとめその13。相変わらずボ6個。毎度の如く診断する時の名前がちょくちょく違うのは気にしない。
成分表示:嬬武器兄弟1/プロ←氷1/識苑+チョコプラちゃん1/ライレフ2/レイ+グレ1

旅路の夜/嬬武器兄弟
あおいちさんには「明日はどこに行こうか」で始まり、「そう思い知らされた」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば5ツイート(700字程度)でお願いします。


「明日はどこ行く?」
 何枚ものリーフレットを低い机上に広げ、雷刀は弾みに弾んだ声で問う。片割れを見つめる瞳は窓の外の空に瞬く星のようにきらめいてた。
「そうですね……。一応海へ行くことを考えていたのですが、他にどこかありますか?」
 烈風刀は紙上、広く塗られた青を指差す。白い指先の隣には、晴れ空の下輝く海面を映した四角形と細かな文が書かれていた。
「うみ!」
 片割れの言葉に、朱はまあるい炎瑪瑙を瞬かせる。復唱する声は酷く興奮し、どこか高く幼くなったものだ。まるきり遠足前の子どものそれだ。
「行きたい! 行く!」
「では、そうしましょうか」
 はしゃぐ兄の姿に、弟は柔らかな笑みと言葉をこぼす。やったー、と無邪気な声が和室に響いた。
「あれ? でも水着持ってきてないよな?」
「……え? 泳ぐ気なのですか?」
「え? 泳がねぇの?」
 兄弟二人はきょとりとした瞳を交差させる。相手の言っていることが信じられない、と語っていた。
「まだ入るには寒いですよ。季節を考えてください」
 眉を寄せる弟に、兄はえー、と唇を尖らせる。漏らす音は先ほどから一転して低くなり、不満を露わにしていた。
 はぁ、と溜め息一つ。烈風刀は部屋の隅に置いたスーツケースへと手を伸ばす。開いたそれの中を探り、少し大きなビニール袋を取り出した。ガサと音をたてるそれに、少し細くなった紅玉が寄せられる。
「サンダルは持ってきましたから、足を浸すことは出来ますよ。それで我慢してください」
 ほら、と碧は袋からサンダルを二足取り出す。百円ショップで売っているちゃちいものだが、海に足を浸す程度ならば十分に機能するだろう。きちんと分別すれば、旅先で処分し荷物を軽くすることも出来る。ちょうどいい品だ。
「足を浸すぐらいなら気持ちいい水温だと思いますよ。どうですか?」
「……やる!」
 サンダル片手に首を傾げ問う烈風刀に、雷刀は元気よく応える。眇められていた目は再び丸く可愛らしい姿を取り戻していた。
「烈風刀、あんがとな」
 柔からさを取り戻した声で、朱は言う。奏でる口元はにへらと口角が上がっており、先ほどまで片割れを見つめていた目は虹のように大きな弧を描いていた。満面の笑みとはこのようなものを言うのだろう。
 夜空の下咲く笑顔を前に、碧はそっと目を細める。そうだ、この笑みが、この喜ぶ姿が見たくて、綿密に旅程を組んだのだ。頑張って情報を集め、組み込んだ甲斐があったというものだ。
 本当に、この笑顔には絶対に敵わない。改めてそう思い知らされた。




終の春/プロ←氷
あおいちさんには「たった5文字が言えなかった」で始まり、「君は否定も肯定もしなかった」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば8ツイート(1120字)以内でお願いします。


 たった五文字が言えない。大声で叫びたい言葉は、喉にへばりついたままで音として生み落とされることはない。
 当たり前だ、こんなの言えるはずがない。『いかないで』だなんて身勝手な、大好きな人を困らせるだけの言葉をぶつけることなどできるはずがない。そも、己は小心者の意気地無しだ。我が儘を、願いを、乞いを口にするなど不可能である。
「いやぁ、この歳になって花束をもらうなんてねぇ」
 ちょっとくすぐったいな、と識苑は笑う。眼鏡の奥の瞳は、言葉に反して喜びが宿っている。教え子達が己の新たな旅立ちを祝ってくれるのが嬉しいのだろう。
「似合ってますの」
 頑張った甲斐があったのですの、と隣に立つ桜子は満足げに言う。企画する際、花に詳しい接に相談したのは彼女だ。花を愛でる少女のおかげで、抱えられたそれは華やかながらも素朴な可愛らしさと美しさがあった。
 終業式が終わり、離任式が行われた。プロフェッサー識苑と呼ばれ愛される技術教師は、今年度をもって学園を離れる。
 新しく研究したいことができた、とは本人の談だ。最新鋭の設備が揃ったこの学園でも、彼の新たな研究には足りないらしい。過去の縁を辿り、海外の研究室に身を寄せるとのことだ。
 報を聞いた時の衝撃は忘れられない。忘れられるはずなどない。ずっと想いを寄せている相手が突然目の前から消え去るなんてことを想像すらしなかったのだ。そもできるはずなどない。己は周りの小さな世界しか知らない子どもなのだから。
「研究、頑張ってくださいね」
 氷雪はどうにか言葉を紡ぐ。浮かべる笑顔はぎこちない。元より笑顔は苦手なのに、感情を隠し作るのは至難の業だ。胸を悲哀が満たす今なら尚更である。
 ありがと、と教師は柔らかな笑みを返す。その瞳がどこか寂しげに見えたのは、きっと気のせいだ。気のせいであってほしい。だって、彼がここに名残惜しさを感じているだなんて思いたくない。寂しがるぐらいならいかないで、なんて身勝手なことを考えたくなかった。
 あの、とどうにか足掻いて声を絞り出す。言葉を形にしようと、細い喉が上下する。
「研究が終わったら、また学園に戻ってくるのですか?」
 震える唇から、醜く縋る音が生まれた。頭二つは上の月色を見上げる水底色は、細かに震えていた。
 識苑はきょとりと目を丸くする。それもすぐに細められ、曖昧な笑みが浮かぶ。緩く弧を描いた口からは、肯定の言葉も、否定の言葉も生まれなかった。




噂のあの子/識苑+チョコプラちゃん
あおいちさんには「私に少し足りないものは」で始まり、「もう遅すぎた」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば3ツイート(420字程度)でお願いします。


「ボク、ちょっと警戒心が足りないかも」
 マグカップの縁に手を顎を掛けた妖精はそう呟いて嘆息した。
「いや、話が見えないんだけど。いきなりどうした――」
 の、と問いを言い切る前に、凄まじい音をたてて技術準備室の扉が開け放たれる。突如響いた騒音に識苑はびくりと肩を跳ねさせた。
「先生! チョコプラちゃん来なかった!?」
 扉を開け放った生徒たちは語気荒く問う。その目は真剣そのもので、己の手の内にいる妖精を強く探し求めていることが一目で分かった。
「え? あぁ、あの子なら――」
 視線を下げ、手にしたマグの湖面へと視線をやる。水面から顔を出した少女は、慌てた様子で口元に人差し指を当てていた。お願い、黙っていて、と眼鏡の奥から覗く瞳は必死に語っていた。
「――さっきまでいたんだけど、またどっか行っちゃったみたい」
「そっか! ありがと!」
 いないことを証明するように、口元にマグを当て飲むふりをしながら青年は返す。教師の言葉を信じ切った生徒たちは再び勢い良く扉を閉め、盛大な足音を立てて廊下を駆けていった。
「……行ったけど」
「ありがと」
 ふぅ、と『チョコプラちゃん』の愛称で親しまれる妖精は疲れ切った様子で息を吐く。こころなしか、溶けて人としての形を崩しているように見えた。
「何かしたの?」
「何もしてないよ。あの子たちが勝手にテストの問題全部知ってるだろ、なんて言って追い回してくるだけ」
 識苑の問いに妖精はむくれた様子で返す。そういえばそんな噂があったな、と青年はマグの縁に手を掛け伸びをする少女を眺めながら思い返した。
 チョコプラちゃんと呼ばれるこの妖精は、カップの中を気ままに転々として日々を過ごしている。それは生徒間でも有名な話である。そして、学園内で中身の入ったカップが一番多いのは職員室だ。職員室に自由に入ることができる――つまり、テストの問題を盗み見ることなど造作無い、と誰が最初に言い出したのだろう。広がる憶測に生徒たちは噂するのだ。チョコプラちゃんはテストの問題全部知ってる、と。
「……見てないよね?」
「見ないよ、興味無いし。それに見たって全部覚えるなんて無理でしょ?」
 訝しげにカップの中身を眺める識苑に、妖精は頬を膨らませる。彼女の言う通りだ。つまり、噂は噂でしかない。
「テスト前だしもうちょっと警戒するべきだったなー。いつも通りカップに入ってたらいきなり捕まえられそうになったから驚いたよ」
 はぁ、と白い妖精は今日何度目かの溜め息を吐く。しつこく追いかけ回されいつも以上に容器の中を移動してきたのだろう、湖面に沈みぷくぷくと泡を吐く姿は疲弊したものだ。
「先生、匿ってくれてありがとね」
「いいよ、これぐらい」
 薄い笑みを浮かべ、妖精は礼の言葉を口にする。教師はひらひらと手を振って応えた。カップの中身を隠すぐらい、感謝されるほどのことではない。
 じゃあまたね、と手を振り、白い体躯が黒い水面へと沈み行く。ぽちゃん、と小さな音が静けさを取り戻した技術準備室に落ちた。どうやら彼女はどこかへ帰ったようだ。
 騒々しさが過ぎ去り、識苑はふぅと息をこぼす。改めて飲みかけのマグを口元に運んだ。
「…………あ」
 コーヒーを口に含もうとした瞬間、青年は声を漏らす。このマグにはつい先ほどまでチョコプラちゃんが入っていた。そして、彼女が入ったマグカップの中身は必ず甘く染め上げられるのだ。
 あぁ、どうしよう。眠気を消し飛ばすような濃いブラックを好む男は、苦々しく目を細めマグの中身を見る。もう全てが遅すぎた。




一歩ずついきましょう/ライレフ
あおいちさんには「少しだけ期待していた」で始まり、「また一から始めよう」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば8ツイート(1120字)以内でお願いします。


 少しだけ期待していた。
 夜で、二人きりで、隣に座り合って。しかも偶然手と手が触れ合うなんてことがあったら、期待してしまうに決まっている。恋愛漫画ならきっと大きな展開が起こる場面だ――自分たちに起こったのは、大仰な身振りで手を引っ込めるなんて間抜けなことなのだけれど。
「ご、め」
 や、謝ることじゃないか、うん、あぁ、えっと、ごめん。矢継ぎ早にまくしたて、雷刀は俯く。先ほどまでかちあっていた朱は、今は膝の上に握った己の手を見つめていた。見える横顔、その頬と耳は赤い。きっと、己も同じ様相をしているだろう。同じ部分が熱を持っていた。
 長年の思いを通わせ付き合い始めたのが一ヶ月前。あれだけ触れ合っていたというのに、交際を始めたというだけで近づくことは減ってしまった。それでも欲求は消えることがない。互いにどれだけの間想いを募らせてきたというのだ。ようやく特別な位置に立ち、特別なことが許される場所にあるのだ。触れ合うこと――恋人らしく、手を繋いだり、口付けをするなんてこと、夢見てしまう。
 そんな甘やかな夢を見れど、実行に移すことはない。兄弟共々、こういうところは奥手なのだ。
 だから、口付けなんてずっと遠い場所にあるもので。でも手を伸ばしたいもので。掴みたいもので。
「あ、の……」
 発した声は掠れていた。喉が渇く。心臓が痛む。手が震える。身体は恐怖と緊張に怯え固くなっていた。
 はしたないと嫌われる恐怖はある。自ら求めに行く緊張もある。けれど。けれども。
 みっともないほど細かに震える手を伸ばす。すぐ隣、ぎゅっと縮こまるように閉じられた太股、その端に指で触れた。
 ビクン、とくたびれた服に包まれた肩が跳ねる。ひゅ、と息を呑む音。まるで油が切れた機械のような動きで首が動く。まあるい紅玉と再び視線が重なった。
「えっと……、その、触るの、嫌ですか……?」
 問いは乞いだった。嫌われませんように、と祈りを捧げながら言葉を紡ぐ。へ、と上擦った音が犬歯覗く口から漏れ出た。
「い、やじゃない。嫌じゃない――触りたい」
 赤々とした唇が欲望を音にする。同じ欲求を抱えていたという事実に、安堵が胸に一滴落ちる。同時に、喜びが広がっていった。
 真剣な面持ちへと変わった恋人を見つめ、碧はふわりと笑む。安堵と緊張と恐怖と、多大なる幸がそこにはあった。
「では、一からやってみましょうか」




本能に勝てる日など来ないのだけれど/ライレフ
葵壱さんには「言葉が見つからなかった」で始まり、「君が目覚めるまでは」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば5ツイート(700字)以内でお願いします。


 あまりの惨状に言葉が見つからなかった。
 隣で眠る碧の顔は穏やかなものだ。昨晩のどろどろに溶けた翡翠は瞼の奥に隠れ、今は見えない。眠りの底に沈んだ彼は、しばらく起きることはないだろう。
 問題は顔より下、首や肩だ。農業に精を出すも日焼け対策がばっちりな恋人は白い肌をしている。澄んだ白であるものの、不健康さは感じさせない。鍛えられた身体も相まって、健やかな印象を与えた。
 そんな美しい白の上には、いくつもの赤が散っていた。短い線が半円形に並ぶそれは深く、痛々しい印象を与える。日常で見ることなどないような形の傷跡がいくつも散る様は異常だ。
 その痕の犯人が己であることは明白だ。何しろ、己には噛み癖があるのから。
 情事の際は理性が消し飛ぶことがほとんどだ。獣めいた衝動に支配される己は、いつも目の前の肉体に噛みついてしまう。なだらかな首元にのけ反り露わになった喉元、まろい肩口。衣服というベールから解き放たれ晒された場所へ、牙を立て傷を残す。獣欲に支配された己は、愛しい人に痛々しい赤い痕を散らせてしまうのだ。
 あぁ、どうしよう。朱は髪をぐしゃぐしゃと掻き乱す。痛みを与えるだけでも十二分に酷いというのに、文字通り傷を付けるなど最低である。けれども、毎度本能に支配された身体は欲望に身を任せてしまうのだ。最低である。
 眉根を寄せながら、逞しい身に散る赤を指でなぞる。瞬間、支配欲が腹の奥底から湧き上がった。どろりとしたそれは身体を駆け上がり、心を満たす。暗いそれをぶんぶんと頭を振って振りほどいた。
 ごめんなぁ、と呟き、枕に沈む浅葱の頭を撫でる。自己満足でしかないが、これぐらいの罪滅ぼしはさせてほしかった。せめて、愛しい彼が目覚めるまでは。




冬の帰り道、世界へと進む道/レイ+グレ
葵壱さんには「ぬくもりを半分こした」で始まり、「それは優しい呪文」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば10ツイート(1400字程度)でお願いします。


 手にした温もりを半分こにする。丸かったそれは少し力を入れるだけで割れ、ふわりと湯気を漂わせた。
「はい」
「ありがとうございマス! コレ、グレイスの分デス!」
 ニコニコと笑う姉に半分に割った肉まんを渡す。元気な礼と共に、同じく半分になったピザまんが渡された。いただきマス、と元気な声。はふん、と生地にかぶりつく音。美味しいデス、と満足げな声があがった。
「最初から肉まんもう一個買った方がよかったんじゃない? 貴方それじゃ足りないでしょ?」
「たっ、足りマスヨ。それニ、ご飯前に二個も食べちゃダメデスシ」
 グレイスは不思議そうに問う。両手に中華まんを抱えたレイシスは、少し慌てた調子で返した。明らかに裏に何か隠しているのが分かる。きっとダイエットでもしているのだろう、と考え、躑躅はふぅんと気の抜けた声で応えた。
 いただきます、と呟き、一口かじる。柔らかな皮と少し固い肉の食感、続けてジャンキーな強い味が舌を強く殴った。コンビニで売っている一般的な中華まんだ。時折セールが行われるそれは、帰り道の買い食いにぴったりだった。
「ピザまんも美味しいデスヨ!」
 姉は妹にキラキラとした視線を送る。本当に美味しいのだろう、手の内にある赤と黄で中身が彩られた中華まんは、もう残り三分の一ほどになっていた。
 一度に二つも食べることは出来ない。けれども、彼女の言葉に惹かれるのは事実だ。少し行儀が悪いけれど、ともう片手に持ったピザまんを一口かじる。今度は肉とともにトマトと香辛料の風味が広がる。少し口を引くと、チーズの細い橋が生地と口にかかった。急いで噛み切り、細く垂れたものをどうにか口に入れる。はしたなさに、ふくふくとした頬がわずかに赤らんだ。
「今日もナビゲートお疲れ様デシタ」
 既に中華まんを二つとも食べ終えたレイシスは、隣を歩くグレイスに労いの言葉と笑顔をかける。ふ、と妹は細い笑声を漏らした。
「貴方もお疲れ様。アップデートの準備、大変でしょ? ちゃんと休みなさいよ」
 鮮やかな色で彩られた世界は、次の世界へと変わる時期を迎えた。最近はその準備とナビゲート業務でいっぱいいっぱいだ。
「グレイスコソ、ちゃんと休んでくだサイネ? 慣れてきた時こそ危ないんデスカラ」
 美しい曲線を描く頬を膨らませ、レイシスはむくれた調子で言う。はいはい、とグレイスは軽くあしらう。また肉まんを一口。疲れた身体に塩っ気が染み渡っていく感覚は格別だ。
「……大丈夫かしら」
 新しい未来への期待はある。けれども、同じほど不安もあった。新しい世界へ向かうのは、いつだってそのつと一緒だ。けれども、今回は世界自体に大きな変化が訪れるのだ。後者に少し天秤が傾いてしまう。 
「大丈夫デスヨ」
 呟く声は静閑な夜の中、薔薇色の少女に届いたようだ。ふわりと愛おしげに目を細め、柔らかで温かな言葉を紡ぎ出す。そこには絶対の自信があった。
 世界の根幹に大きく関わる彼女だ、抱える不安は己以上だろう。それでも、こんなにはっきりと『大丈夫』と言い切ることが出来る。その強さをよく感じさせる姿だった。
 大丈夫デスカラ、と少女は今一度繰り返す。歌うような、語りかけるような、なめらかな響きをしていた。同時にはっきりとした芯も感じる。確信めいた音をしていた。
 その言葉は、声は、音は、全て優しく強い呪文のように思えた。

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